当院では無理なむし歯治療は行っておりません。
（緊急性のあるものは除きます）
基本的に、お子さんの成長に合わせ臨機応変に治療を行っています。

むし歯の予防には定期検診が大切です。
無理な治療をするとトラウマとなり、今後の治療や定期受診が困難になる場合があるからです。

みなさんスムーズにできればいいのですが、治療が難しいお子さんが泣かさずに治療できる子の割合は
３歳：４歳：５歳≒２０：５０：８０％と言われており、６歳になったらほとんどのお子さんは治療が出来るようになります。
お子さんには、待合室でお話をして、椅子に座れるかどうかから始め、少しずつ慣れていただいてから様子を見てトレーニングをして治療を行います。

治療の難しいお子さんには、むし歯の進行止めのお薬を歯に塗ったり、フッ素の濃度の高いセメントで埋めるなどの処置を行って治療が出来る時期を待ちます。
治療後は、また新しいむし歯を作らないようにするために定期検診をおすすめしています。

当院では、定期検診や治療等で来院したお子さんにガチャガチャやおもちゃを用意しております。
治療が苦手なお子さんへの後押しや楽しみの一つになればと思っています。

MFT(口腔筋機能療法)とは、「歯の周囲にある口腔周囲筋の機能を改善する訓練法」のことです。
当院では、トレーニングが必要なお子さんに問診を行い、症状に合わせてトレーニング方法をお伝えしています。

悪習癖と呼ばれる、お口ポカン(口呼吸)や舌の位置が正しくない(低位舌)などは歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼすと言われています。
MFT(口腔筋機能療法)は歯並びと関係している舌、唇、頬などの口腔周囲筋のバランスを整えることで正しい機能を獲得することを目的としています。

咀嚼、嚥下機能(噛む、飲み込む)もしくは構音機能が十分に発達していない、または正常に獲得できていない１５歳未満の小児に対しては保険の範囲内で治療が可能です。